不定期連載「カレー考 ②」

民宿さん手づくりカレー
民宿さん手づくりカレー

 たかみは、北のほうにある町で、地域のタウン誌の記者をしていたことがあります。
 そこで地元の「汁もの」特集をすることになったとき、地元の家庭に伝わる汁物を取材で美味しくいただいた覚えがあります。「ご当地汁もの」の代表といえばお雑煮です(福井県小浜市にある食の博物館で展示してあった「日本全国のお雑煮サンプル」は見事な展示でした)。

 

 あれだけ家庭の味を継承しているものは他にありません。思い返してみてください。親戚の家へ行くとわが家と同じ系統の味がしませんか?使っている材料はほとんど変わらない(基本は醤油か味噌ベース)。なのに、味わいが全然違う。具の違いというよりは、汁そのものから発せられる家庭のエキスのような何かがあるような気がします。それこそが汁物の強みです。


 私も、同様のビックリする体験をしたことがあり、とある場面で汁を口に含んだ瞬間、体中を駆け巡るノスタルジーに震えを覚え、思わず涙を流しそうになったことがあります(このエピソードはまたいつか書きます)。

大阪名物上等カレー
大阪名物上等カレー

 話をカレーに戻します。・・・というかこれ、カレーの話とイコールなんです。

 

 カレー作りに使う「カレー粉」は誰でもスーパーで手に入ります(本場インドのようにスパイスを調合している家はそんなにないでしょう)。日本ではそんなに種類はありません。しかし、自然とそれぞれの家庭の味に収束していくのは、みなさんご存知のとおりです。

 

 カレーは外来にもかかわらず、日本の家庭料理となっていった。それは、上述したように、家庭の味に収束する「究極の汁物」だからです。


 「軍」「大学」そして「家庭」・・・カレーの味は組織の一体感を生み出す「家庭の味」であるともいえます。ここで述べる「家庭」とは「組織」「コミュニティ」に近いニュアンスです。

 診断士的に言うならば、「組織の一体感を醸成するためのツール」になっていると考えることができます。そんなたかみも昔やっていた会社で、部下を集めて自家製カレー(たかみシェフ作)を食べさせたことがあります。

 

 そういえば、「たかみカレー」を食べたメンバーは、最後まで裏切らなかったなあ・・・(もちろん例外もいましたが)。さすが海軍の産物。カレーの力、偉大なり!

 さあアナタの組織でもみんなで「Let’s・カレーパーティ」 (その③に続く)

 

★一番上の写真は、顧問先の民宿さんで作っていただいた手づくりカレー。採れたての野菜が入って美味!カレーはやっぱり地に根付いた味が一番ですね。

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