久しぶりにアカデミックなシンポジウムに参加してみました。大阪市阿波座を舞台に、ビルを借りて「アートインレジデンス」という取り組みをしている大阪市立大学のお話でした。ヨーロッパでは割とポピュラーな取り組みみたいですね。経済大好きたかみんは、アートのようなつかみどころのない分野はめっちゃ苦手だったりします(もともとは文学部なんですけどね)。
しかし、北海道でアートインレジデンス(マンションのように芸術家が住んでアート活動をする拠点のことらしいです)の事務局をしていた方のお話は刺激的でした。
「アートをやっている人たちも、アートを仕事にすることばかり考えるのではなく、一般の就労について働くべきです。」
このコメントには目からウロコでした。正直アートしている人たちって、「働く=不浄」というイメージを持っておられるような気がしていたので(全てではないと思いますが)。
「ある地方では、ある季節は農業に、ある季節はアートに関わることで、地域とのつながりや、担い手としての役割が生まれています。」
・・・とのこと。なるほどぉ。それなら分かる。たしかに地域の活性化に田んぼアートや島アートといった取り組みを見かけますが、地域に根ざした芸術家だからこそできる業だと思います。久々にアカデミックな方々の議論を聞いて、刺激になりました。
私も、中小企業診断士っていう仕事を食い扶持に、「ご当地グルメめぐり」というアートを生涯深めていこうかな・・・(そりゃ「アート」じゃなくて「イート」だろっ!)。
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