たかみなに見る たかみんのリーダーシップ論

 写真集『たかみな』を購入しました。ご存知AKB48のリーダー高橋みなみです。
 もちろん写真も可愛いのですが(身長は150cmないんですよね・・・たかみな)、他のメンバーたちとのエピソードが泣けるんです。誰よりも厳しく、誰よりも優しく、誰よりも自分を捨ててメンバーのことを考えていて、頼りにされている存在です。ぜひ読んでみてください。秋元康も「AKB48とは高橋みなみのことである」と絶賛しています。
 11月の新組閣からはチームAのキャプテンから「総監督」へと昇進します(どんなポジションなのかはよく分かりませんが・・・)。楽しみですね。

 

 さて、企業経営理論によると、リーダーシップの源泉は5つあると言われています。
■強制勢力:強制的に従わせる力
■報酬勢力:報酬を与える力
■正当勢力:正当な権利を有すること(権限がある)
■専門勢力:仕事に必要な技術・知識を持っていること
■準拠勢力:あの人のようになりたいと憧れられること

 

 このうち上の3つは、会社から公的に与えられるもので、下の2つは、本人の資質により獲得するものだと言われています。たかみなはどうでしょうか?
 たかみなは今年の10月まで「チームA」(※AKB48はチームA、チームK、チームBの3チームに分かれています。)のキャプテンでしたので、メンバーに対して練習等で厳しく指示をすることが可能です。それは強制勢力であり、組織から正式に与えられたキャプテンポジションの権限つまり正当勢力でもあります。
 下の2つはどうでしょうか?それはぜひ写真集を読んでみてください。たかみなが他の誰よりもプロ意識を持ってダンスや歌を頑張っていて(専門勢力)、他のメンバーから憧れられていることが分かります(準拠勢力)。ホンマ泣けますよ。こんな上司についていきたいですね。

 

 ただし、1つだけたかみなに備わっていないものがあります。それは報酬勢力。これはプロダクションやプロデューサーの裁量に任せられているからです。

 

 しかし、AKB48メンバーにとって、報酬はお金だけでなく「ポジション」が重要となります。シングルの選抜メンバーに選ばれることや、前の方で歌えることは彼女たちにとって重要な報酬かもしれません。・・・ということは、総監督というポジションは、秋元氏や劇場支配人から、誰がどこに立つか・・・といった相談を受けることも出てくるのかもしれませんね。責任と権限の一致した名実ともに備わったリーダーの誕生となるか?
 それは、AKB48のいちアイドルであるたかみなに権限委譲がなされたと見ることもできます。「アイドルがアイドルを育てる」という新しい関係論の始まりかもしれません。いや~ますます目が離せませんね。

 

 

・・・ふと浮世を見れば「政権交代」だの「内閣改造」だの騒がしいですが、こんなときこそ新生AKB48の組閣に注目しましょう!