「専門家」って何だろう?

 最近そんなことをよく考えます。・・・というのも、「どんなに賢い士業やアドバイザーよりも、リスクを負う事業主の方が尊い」というのが、新米コンサルタントである私なりの哲学だからです。
 私自身がもともと事業を仕掛ける側のプレイヤーでしたので、色々な会社さんや商業集積などにコンサルタントとして関わる中で、なんか「自分が仕事をしたんだぞ感」を得にくい部分があります。実際「私のおかげでこの会社はうまくいったんだ」・・・なんてことを考えられたことは1つもないですしね。

 

 今日は商店街活性化などの会議があって、私も専門家として同席しました。ここに来ていた人たちは実際に、コミュニティカフェを経営していたり、イベントを仕掛けたりと、活性化事業の主体として携わっている方々でした。そんな方々へのアドバイス・・・なんてちょっと引け目を感じることもあります。

 

そこで言われたこと・・・
「高見さんのおかげで●●屋さんを紹介してもらえた」
「以前、講師を紹介してもらえて助かりました」

 

 なんか感謝されているみたいです(笑)それでもあまり実感湧かないんだけど・・・。

 

 

 この日の夜は、ひさしぶりにコッテリ残業して、地域内の支援団体MAPづくりに関わることに。チーフから急に頼まれた仕事でした(一晩で3000文字の原稿を書けという・・・)。ひぃ~と思いつつも・・・

「この仕事は高見くんにしかできないから!」

 ・・・と言われているようで、なんか嬉しかったりします。

 

 夜な夜な原稿を書いていると、さっきの支援者さんたちの会議で聞いていた話も盛り込んだりして・・・書いているうちに、たしかに専門家として客観的に会議等に出ていて、地域全体を見ているからこそできる仕事を今やっているのかなあ・・・と思ったりもします。

 でも、今でも何か自分で、事業をやってみたい気持ちは常に持っています。

 

写真はウチの近所の帰り道。紅葉がキレイなので、缶ビールを飲みながら帰りました(^▽^)